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荻原浩 幸せになる百通りの方法 [作者あ行]


幸せになる百通りの方法 (文春文庫)

幸せになる百通りの方法 (文春文庫)



ストーリーはオレオレ詐欺の片棒担ぎ、突然歴女化した恋人、成功法にこだわる青年……
この時代を滑稽に、でも懸命に生きる人々を描く七つの短篇。

原発がともなす灯の下で
俺だよ、俺。
今日もみんなつながっている。
出逢いジャングル
ベンチマン
歴史がいっぱい
幸せになる百通りの方法 の七つの短編

どれも最後に軽いオチがあり思わずくすりと笑えてしまって
楽しく読むことができて幸せなひと時でした。

誰にでもある普通の日常生活の中から
苦い経験や面白い経験などが綴られているので
とても庶民的な笑いで親近感が得られ、
心がやんわりと温まりながらも
少し皮ったところもあってその塩梅も良かったです。

どれも面白くて一つ一つが鮮明に思い出されますが、
「俺だよ、俺。」、「今日もみんなつながるっている。」、
「出逢いのジャングル」、「ベンチマン」が強く印象に残っています。
ベンチマンの最後は清々しい気持ちにもなって、
明日から頑張ってみようという気持ちにさせられます。

タイトルだけと見ると自己啓発本のように思われますが、
そんなことは全然なく気軽に読めて、
読んだ後には心がなんだかほっこりとした気持ちになるので
心が疲れた方にはお勧めな作品だと思います。
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