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短編少年 伊坂幸太郎他 [作者あ行]


短編少年 (集英社文庫)

短編少年 (集英社文庫)



今人気の作家さんが少年をテーマにした
短編作品のアンソロジーということで、
どれもそれぞれに個性が出ていて、
少年をあらゆる角度から描かれていて楽しめました。

どの作品に共通していえることだと思うのですが、
少年はどれも青春の甘酸っぱさが出ていて清々しく思えました。
女性は幼い頃から既に独特な世界があるので、
余計に少年の方が爽やかさが残ったのが印象的でした。

特に印象的だった作品は「逆ソクラテス」、
「四本のラケット」、「夏のアルバム」、「僕の太陽」でした。

少年をまるでその側で見ているかのような心境になったり、
心が揺らいでくじけそうになっている時には
思わず励ましたくなったりと学生時代にタイムスリップしたみたいに
きゅんとした心にもなれました。

「夏のアルバム」ではストーリーが少し深刻だった
ということもありますが、少年だけでなく、
一緒にいる子ども達がとてもいじらしい気持ちが
繊細に描かれていたので読み終えた時には涙がこぼれそうな切なく
悲しい気持ちで一杯になりました。
この夏の出来事がきっとこの少年は一生忘れられないのだろうかとも思えました。

クラスに一人はいそうな男子、少年に出会えた気がして
様々な気持ちにさせられました。
また懐かしい幼い記憶と並行しながら読めるので、
楽しく青春の一ページをめくったような思いにもなれたので
こうゆう短編集も良いなと思います。

読んだことのない作家の作品もここで読めたので、
これをきっかけに他の作品も読んでみたくなりました。
どの作品も読みやすいので男女問わず、
世代を問わずに読めると思います。
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