So-net無料ブログ作成

東野圭吾 祈りの幕が下りる時 [作者は行]


祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)

祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/09/15
  • メディア: 文庫


ストーリーは 悲劇なんかじゃない これがわたしの人生。
極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。
夢見た舞台を実現させた女性演出家。
彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。
数々の人生が絡み合う謎に、捜査は混迷を極めるが…。
第48回吉川英治文学賞受賞作品!
1000万人が感動した加賀シリーズ10作目にして、
加賀恭一郎の最後の謎が解き明かされる。

東野さんの作品は好きなので様々に読んでいますが、
加賀恭一郎シリーズはあまり読んでなかったですが、
1月に映画の公開になるというので手に取りました。

今回も沢山の登場人物が出てきて
そこから様々な伏線が出てくるのですが、
それが後半にならないとなかなか犯人らしき人物が
浮かび上がらないのでかなり読み応えがありました。

一つの小さな悲劇から一生自分の本当の名前と正体がばれないように
生きていくという過酷な人生。
その事を選択する時には一瞬のことだけれど、
歳月が経つごとにそれがいかに罪深く生きていくこと、
そして辛くて孤独な人生だということが伺え知ることが出来ます。
それがまして自分の事で他人までも巻き込んでしまうとなると
どんなに辛い人生だったかと想像してします。

犯人に辿りついた時にとても切なくも悲しく、
何とも言いようのない無念さが残りました。

今回は加賀シリーズの集大成となっているので、
加賀の謎であった父と二人であったことが解明されていきます。
それと同時に封印されていた母との記憶、
母の想いはとても切なくて目頭が熱くなる思いです。

時々東野さんの作品にはミステリーながらも
家族をテーマにしたストーリーがねじ込まれているので
とても共感でき、この作品でも親子の絆が主軸になっているので良かったです。

これで加賀シリーズが終わりというのも寂しい気がしますが、
読んでいないものがまだ沢山あるので、
これからでも徐々に読んでみようかと思っています。


nice!(0)  コメント(0) 
メッセージを送る